まだ フェローニアを立ち上げる以前、朝比奈君がRを退社。

その後、 深海鮫のスクワレンのソフトカプセルを販売している会社の社長に頼まれて

その会社の化粧品製造工場を開設、運営。

その後、その頃はまだ珍しかったへちま とか胡瓜 、椿油等自然化粧品の

研究開発を得意とする研究所に勤務しました。
 
それまで経験した鉱物油系処方と、全く視点の違う天然原料を
(その年の天候等、の違いで 特に色などは 酷く変化する場合が多い)

核とする研究は、正に『目から鱗』で全て新しく勉強する事ばかりの様でした。

そんな時、彼のお姉さんに前々から言われていた

『そんなに研究していても まだ私にも使える いい化粧品出来ないの?』

と 言う言葉が浮かびました。

彼女は超過敏症で、皮膚科のお医者さんはもとより、

いい物だと聞けばどんなに高くてもその化粧品を買い求める

そして

『ある程度長く使わなきゃ駄目よ!』

と言う言葉を信じて我慢して使い続ける、

そして失望、その繰り返しの様でした。

彼は、自然化粧品の試行錯誤を繰り返しながらの実験の中から、

・複数の原料を混ぜ会わせる事、

・又その微妙なバランスの違いに依って起こる相互作用の不思議に

 好奇心をかきたてられていました。


世の中には、バイオリズムとか直感とか何か常識で説明しようとしても

不自然なものって有りますね。

だから研究員も成果を出す人は、
(なんの苦労も無く偶々試作したものが結果的に300万本の大ヒットという事も有りますね)

総じて頭のいい悪いでは無くていわゆる、

何に対しても好奇心の強い人、はまってしまう人です、執着してしまう人です。

その方向が仕事としての研究開発だったらラッキーですね。


朝比奈君は前述した様に、此れ迄漠然と

マイナーな、怪しげな民間療法みたいに感じていた

自然化粧品の世界の研究開発の機微を先輩達に教えて貰い

勉強と実験を進めて行くにつれて、最初はその姉上の申し出に何回か試作を出していて、

結果的に全て駄目なので、本心としては

『体質が特殊なんだから仕方が無いじゃん。

いくら自分が研究室で評価の高い原料をいろいろ配合したって駄目なんだから、

あとは超精製のワセリンでも塗って置くしか無いな。無理なものは無理』

と、どこか気持ちのなかで見限っていました。

然し、複数の原料同士の奥深い配合バランスに因る相互作用の不思議さに 段々取り付かれて

次第に いわゆる処方の常識を多分に逸脱した実験に打ち込みました。

そうしたある時、極めて良い結果の出た組み合わせの処方を高濃度
(浸透圧による滅菌効果、なめくじに塩をかけるのと同じ)

仕上げにしたら防腐剤の配合をゼロにできる!!

これはいける!

その直感に従って一気に 仕上げたのが、この原液のプロトタイプです。

またフェローニア設立に向けて強い自信を与えてくれたのも、これがあったからです。   

早速お姉さんに 使ってもらった所 初めて ok 感激してくれました。

彼はいいます。

いい処方が出来た時も、単独の原料によるもの以外は特許申請なんかナンセンス。

いくら原料が判ったってバランスが わかんなきゃ同じものはできないよ!

又お客様もよく勘違いするけど、 いろんな種類が一杯入っているとか、

高価な原料だからいいとも一概には 言えない。

なぜ、この製品がいいのか大勢の人の前で講演しろって話があるが、

正直な所、何と言えばいいのか戸惑う事がある。


一口で言えば、

物事一心不乱に打ち込めば気まぐれな神様が突然プレゼントを下さる。そんな所かな?

と いってました。



兎に角このサンプルを100個位僕の所に持って来て

『ひろみっちゃん、これはよさそうだ!これを商品化しない?』

これが始まりでした。


特に気を配って試行錯誤したメインの内容成分としては、

朝比奈君お気に入りの

・プラセンター

 これは皆様ご存知の胎盤エキス、哺乳類の胎児の成長を促す、まか不思議な魅力を誇る
 成分です。

・火傷、擦り傷に抜群の力を発揮するケープアロエ抽出エキス、

・そして抹消血管の強化をもたらす人参エキス等です。

そしてこの高濃度原液を顔に塗付する時、必要となる水に付いても研究して、

結果、巨晶花こう岩の浸出液が最適と言う事になったのですが、

ただ、これで薄めると残念ながら20人に一人位肌に合わない人が出て来てしまいました。

それで市販のミネラルウォーター、あるいは化粧水等で、手のひらの上で薄めて

使用してもらう事にしました。

そして名前は、 フェローニア レア モイスチャーローション と しました。


そして容器の選定です。

ノストラダムスも化粧品を作っていたと言う話を聞きますが、

その頃から貴族の占有物で、その容器も多分、

宝石箱の隣に置いても ひけをとらないものだったでしょう。


でも僕達は違います。

一流メーカーの洗練された色と形を持つ容器だって
(確かに あんなにシンプルで美しい容器が使えたらうれしいな!とは思います)

こんなに世の中に量産されて出回ったら、中身を使い終えたら捨てられる。

それならいっそ、機能と価格の安さだけの基準でさがして見よう!と言う事になり、

結局、レブロンで採用していたポリエチレンの14mlのサンプル瓶を
(安いです。併し使っていくにつれてだんだんキャップと本体の螺子の部分がベタベタになって来るので
時々そこをティッシュで拭わなければいけません)

三本並べて箱に入れる事としました。



後になってこの容器は批判も出たのですが、ある財閥の大奥様から
(
大学生の就職希望ランキングではいつも上位)

『内藤さん、私にも売って下さい』

とご注文を受けました。

さすがに僕も ちょっと気後れして、

『お金が無いのでこんな容器を使っているのですが、中身には自信が有ります。

お使いの時は必ず手の平の上で薄めて下さい、忘れずに!』

と申し上げたところ

『内藤さん、これでいいのよ。化粧品の瓶て、何か中途半端に豪華で、

捨てるときちょっと罪悪感を感じるの、これはいいわ』

と仰有って頂き、その後どんなに要望が有ってもこの商品に限っては

『申し訳有りません。これは僕達の原点なので』

と いい続けて います。   
                        
同時に クリームがわりに 、スクワランオイルをメインにした、

初代フェローニアレアテンダーオイルとの二つの開発がスタートでした。

               
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